食い逃げ危機一髪

どうも、司法の壁、クラウンです。

今日実際にあった出来事。




店に一人で来た男性客。

酒をたらふく飲み、途中で居眠り。

閉店間際になり、最後まで残すのも面倒なので会計を促す。

ぼく「お客さん、閉店ですよー」

「うーん」

起きない。

ぼく「おはようございまーす、閉店でーす」

「うーん(起きる)」

ぼく「お会計、〇〇円になります」

「んー・・・?」

ゴソゴソと財布を探す。

がま口財布の中を見る。

「・・・お金ないから、おろしてくる・・・」

ぼく「あ、じゃあすぐそこにコンビニあるんで、一緒に行きますよ」

うちはツケNG、一人で来ているし一緒にATMまで行こうとする。

「・・・キャッシュカードもない。」

ぼく「え」

ぼく「誰か友達とか、来てくれる人に連絡できないんですか?」

「いない」

時刻は深夜3時。そりゃそうだろう。

「家が近くだからすぐ取ってくるよ!待ってろ!」

なぜかキレ気味。意味不明。

ぼく「あ、じゃあ待ってるんで、身分証とかあります?」

「ねーよ何も!待ってろっつってんだろーが!」

身分証もない。家族や友達にも連絡できない。

帰したところで本当にお金を持ってきてくれるか保証もない。

ちなみに任意で帰した後「お金を払ってくれない」と後日警察に泣きついても「なんで帰したの?」と言われ警察は相手にしてくれません。

ぼく「お客さん、そのまま帰すわけにいかないので、おまわりさん呼ぶんで待っててください」

「すぐに持ってくるっってんクァwせdrftgyふじこlp!!!!」

パワーワード「おまわりさん」に過剰反応。

そのまま店を出ようとする男。

ぼく「待て待て待て」

慌てて店を飛び出すと、スタスタと歩く男の後ろをついて行きながら説得。

ぼく「お客さん、お会計終わってないのでまだ帰らないでください」

「うるせーついてくんな!奢らねーぞ!?

意味がわからない。何をだ。そもそも奢る奢らないの前に金がなくて逃げてんだろ。

どうやらタクシーに乗ろうとしているらしい。

らちが開かないので110番通報。

ぼく「あ、もしもし、すみません無銭飲食です」

警察「場所はわかりますかー?」

ぼく「◯◯4丁目2ですね、今逃げてます」

警察「移動してるんですね?すぐに警官向かわせますので、このままお電話切らずに周りに見えるもの教えてください」

「ざけんなついてくんな!!」ドスッ

タクシーに乗ろうとする男を片手で抑えつつ電話してたらボディーを殴られた。

ぼく「うっ」

その瞬間マジでキレそうになった。

反射的に本気で北斗七死星天放ちそうになった。

だがしかし今まさに警察とテレフォン中・・・。

警官が到着したとき、相手の男があべし状態ではどっちが被害者かわからなくなってしまう・・・

血管プンプンだが必死で我慢。

警察は中立なので、100:0で相手に非がある状況にしておかなければ味方してもらえない。こちらの落ち度は完全になくしておく。

タクシーは諦め、なおも早足で歩く男。

その後をついていく。

警察には電話で「今◯◯の前です」とライブリポート。

10分ほど歩いた団地の一棟の前のベンチで男、停止。

観念したのかベンチに座りタバコに火を付ける男。

なんなの、なんなのこいつ。なんで迷惑そうにタバコふかしてんの。

こっちの方がよっぽど迷惑なんですけど!!

などと憤慨しているうちに警官到着。

警官の対応に任せ経過を見守ると、その団地の一室が男の自宅だったよう。

警官同伴で家に戻りお金を持ってきた男。

「これ、足りる?タクシー代。ごめんね。」

その手には小銭がジャラジャラ。

こいつバカなの?

タクシー代はお断りし、店の会計だけ領収。

無事全額領収し、店に戻りました。

聞けば、妻子ある一家の大黒柱だったそうです。

何やってんだよ情けない。酔って無銭飲食で警官呼ばれて。

娘に「今日パパな、食い逃げでおまわりさん呼ばれたぞ〜」とでも言えるのか。

世の中なー、そんなに甘くねーぞ。

何があったかしらないけどな、他人の心情や家庭環境なんか汲んじゃくれねーからな。

起きた事実を淡々と処理されるのが世の中の仕組みだ。

だからこそ、みんな日々正しい行いを積み上げて強く心を保って頑張ってんだ。

「酒は飲んでも飲まれるな」!

嫁や娘に、誇れる背中見せてやれよマジで。

 

という、なんだか殴られ損な日でした。

 

〜終劇〜

 

 






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